「ドックの模型の写真があって、UMAI機関長の他にこんなものを作る人がいるのかと思ったらUMAI機関長本人だったので、愕然とした」
「それだけかよ」
「パラパラ見ただけで、まだちゃんと読んでないもの」
「ぎゃふん」
オマケ §
「新作はいいの?」
「取りあえず、自分はそれに一切関与しない。プロデューサを囲む忘年会も申し込んでいない」
「なぜ?」
「自分は、単純に思いも寄らないものを見たい。自分があれこれ言って影響を与えたらつまらない。その影響が予測可能な内容を増やすならつまらないもの」
「おいおい」
「だからさ。何かを望むとすれば、筋の通った作品をお願いしますということしかないが、そんなことは当然の前提だろうから言う意味も無いだろう。つまり、自分の出番は無い」
オマケ2 §
「内容そのものではないが、思ったこと」
「それはなんだい?」
「ヤマトクルーの会報は、徳光康之先生にも描いてもらえば良いと思う」
「ずばり質問する。徳光康之先生とは誰だ?」
「濃爆おたく先生や、妹ガンダムの作者である」
「ガンダム漫画の作者がヤマトを描けると思うのか?」
「思う。明らかにヤマト世代だ。ひらすらテレビからテープレコーダーに録音した時代の思い出を描いた漫画などもある。十分に共感可能なものを描いてくれるだろう」
「しかし、その世代の漫画家はいくらでもいるだろう。実際に、むらかわ先生はヤマト2199を描いている。なぜ他の誰でもなく徳光康之先生なのだ?」
「理由は簡単だ。むらかわ先生は既に描いている。他の諸先生方も、なんらかの形でアウトプットしている場合が多い。それに対して、徳光康之先生の場合、ヤマトをアウトプットする経路が与えられないために、限定的にしか扱えていないような印象があるからだ」
「それは、アウトプットする経路が必要だというアイデアなのか?」
「そうだ。それに、表現力はあるし、構成力もある。上手く噛み合えばつまらないものは出てこないだろう。しかも、熱い」
「まだ良く分からないな」
「つまりだね。ガンダムAで描いているから、ガンダムネタばかりなのだが、作者本人はプロレスでも野球でも描ける。そういう作品もある」
「でも、本当にヤマトを分かっているの?」
「それは確実だ。なぜなら、ガンダムネタ等を扱った漫画にさりげなくヤマトネタを混ぜてくる場合もあるからだ」
「つまり、ガンダムネタにヤマトネタを混ぜてくるだけでは満足できないってこと?」
「そうだ。100%ヤマトネタもみたいじゃないか」
「なぜ100%ヤマトネタは読めないのだい?」
「ここは推定だがね。誰も発注していないからだと思う」
「つまり、発注者がいれば徳光康之先生の熱いヤマトネタ漫画が読めると推定しているのだね?」
「そうだ」
「しかし、徳光康之先生だけというのもどうだろう?」
「いや実際にいろいろな人が会報に出てきているのだから、1回徳光先生の出番があっても良いのではないか。ヤマトにメジャーな作品が無い今の時期には、そういうページの割り当てもできるだろう」
「新作の情報が大量に出てくるようになったら手遅れってことだね」
オマケIII §
「この会報の新作情報を見て悪い予感しかしないと呟いていた人がいるが、確かにそういう印象を与える要素があると思う」
「どこに問題が?」
「さらばと2が語りの中でごた混ぜになっていて、方向性があまりよく見えてこない。本当に良いものが出てくるのだろうか」
「さらばと2では本質的に目指すものが違うわけだね」
「まあ、さらばと2が混ざっちゃうのは自分でもあることだから大きなことは言えないがな。でもファンの期待は別物だろう」
「おまえも混ざるのかい」
「もともと2にはさらば要素が混ざっているからしょうがないとも言えるが、でも最終的に目指す場所は同じではない。さらばと2の中途半端な折衷物語が、そういう意味では最も好ましくない結末なのだろう」
「その懸念は感じられるのだね?」
「まあ、そんなものは実際のフィルムとは直接関係ないかもしれないがね」
「何をどうしようと、筋が通っていればいいわけだね」